結婚記念日のマナー。結婚記念日の名称と贈り物など

結婚記念日のマナー

結婚記念日のマナー。
お祝い金額の相場、プレゼントや表書き、お返しなど、迷った時の参考にして下さい。

慣習

結婚記念日の発祥地はイギリスといわれています。19世紀のイギリスで、5年、15年、 25年、50年、60年と5回のお祝いをしていました。

これがアメリカに渡り、回数が増えました。 
日本では、明治時代、明治天皇が銀婚式にあたる「大婚25年祝典」を行ったのが最初とされており、その後、一般の人に広まりました。

現在では、1年毎、5年毎に夫婦や家族でお祝いをするのが定着してきています。

特に銀婚式(25年目)、金婚式(50年目)は、大切な夫婦の記念日として、子供や孫が計画し、親戚や知人を招いて、祝宴をすることも広く行われています。


結婚記念日の名称

1年目 紙婚式 手帳・カードなど紙製品を贈る
2年目 綿婚式 木綿の衣類・ハンカチなど綿製品を贈る
3年目 革婚式 バッグ、財布など革製品を贈る
4年目 書籍婚式/花婚式 書籍、花を贈る
5年目 木婚式  鉢植え、木製工芸品など木製品を贈る
6年目 鉄婚式 鉄鍋、鉄瓶など鉄製品を贈る
7年目 銅婚式 ビアカップなど銅製品を贈る
8年目 電気器具婚式/ 青銅婚式
電気製品などを贈る
9年目 陶器婚式 食器など陶器製品を贈る
10年目 錫婚式 酒器、フォトフレームなどを贈る
11年目 鋼鉄婚式 文鎮、台所用品などスチール製品を贈る
12年目 絹婚式/麻婚式 スカーフ、ネクタイなど絹製品か麻製品を贈る
13年目 レース婚式 テーブルクロスなどのレース製品を贈る
14年目 象牙婚式 アクセサリー、印鑑など象牙製品を贈る
15年目 水晶婚式 アクセサリー、クリスタルなど水晶製品を贈る
20年目 陶磁器婚式 酒器、湯のみ、茶碗など陶磁器製品を贈る
25年目 銀婚式 アクセサリー、銀の食器など銀製品を贈る
30年目 真珠婚式 アクセサリーなど真珠製品を贈る
35年目 さんご婚式 アクセサリーなどさんご製品を贈る
40年目 ルビー婚式 アクセサリーなどルビー製品を贈る
45年目 サファイヤ婚式 アクセサリーなどサファイヤ製品を贈る
50年目 金婚式 金杯、金の時計、アクセサリーなど金製品を贈る
55年目 エメラルド婚式 アクセサリーなどエメラルド製品を贈る
60年目 ダイヤモンド婚式 アクセサリーなどダイヤモンド製品を贈る

結婚記念日のプレゼント

結婚記念日の名称にちなんだ贈り物をするというのがならわしですが、現代では、そういったことにこだわらず、欲しいものを贈ったり、旅行券などのように夫婦で楽しむことができるものを贈るというのが 一般的です。

基本的に結婚記念日は身内のお祝いなので、 知人等の結婚記念をお祝いをするのは、 銀婚式と 金婚式、それ以外は夫婦や家族で贈り物をするということになります。

結婚記念日のプレゼントに悩んだら、
奥さんに贈る結婚記念日のプレゼントをお探しの方は、結婚記念日(奥さん)
ご主人に贈る結婚記念日のプレゼントをお探しの方は、結婚記念日(ご主人)
ご両親に贈る結婚記念日のプレゼントをお探しの方は、結婚記念日(両親)
をご参考にどうぞ。


お祝い金額の相場

両親 通常:5,000~10,000円
銀婚・金婚:10,000~50,000円
親族・知人 通常:5,000~10,000円
銀婚・金婚:10,000~30,000円

注1)個別の事情やつきあいの程度によって、実際のお祝い金の額には違いがあります。
注2)価格.com、冠婚葬祭おつきあいとお金のマナー参照


水引と表書き

紅白の蝶結びで表書きは「御祝」「祝銀婚式」「金婚式御祝」等。下段は「子供一同」「孫一同」等。


お返し

お返しは必要ありませんが、礼状を書くようにします。
祝宴を催した場合は、「内祝」として引き出物を出します。