病気やけがで長期入院することになった時に、お見舞いに来てくれると心が慰められます。
しかし、お見舞いに行く時は、相手の負担にならないような配慮が必要です。
ここでは、病気やけがの際のお見舞いの注意点、お見舞いの品物、お見舞いの相場、お返しなどについて紹介します。
お見舞いに行く時の注意点
お見舞いは、相手に迷惑をかけずに行ないたいもの。
無神経な人と言われないようポイントは押さえておきましょう。
お見舞いに行く前
家族に病状をたずね、お見舞いに行っても差し支えないかを確認します。
具合が悪い時にはお見舞いを控えた方がよいでしょう。
病状が回復してきて退屈している場合は、お見舞いに行くと喜ばれます。
病院の面会時間も確認しておきましょう。
病院にお見舞いに行った時
あまり長居をすると、相手が疲れてしまうので、20分~30分程度で帰るようにします。
また、大部屋で他の患者さんと一緒の場合は、他の人に迷惑にならないよう配慮が必要です。
お見舞いの品物
食べ物を持っていく場合には、制限がないか家族に確認しましょう。
感染症のリスクを避けるために、生花を禁止している病院も多いので注意が必要です。
簡単に読める軽めの雑誌や本など、退屈をまぎらわせるものは喜ばれます。
自分専用のカード式テレビがある場合にはそのカードも実用的です。
お見舞いの相場
相場 | |
家族・親族 | 5,000~10,000円 |
友人・知人 | 3,000~5,000円 |
仕事関係 | 3,000~10,000円 |
注)実際の相場は、個別の事情やつきあいの程度によって変わってきます。
お見舞いの表書きと水引
お見舞いの場合は、紅白結び切りの水引か、上記のイラストのように水引なしのものを使います。
のしはお祝いに使われるものなので、必ずのしなしを選びます。
表書きは「御見舞」「お見舞い」。
名前はフルネームで書きます。
お見舞いのお返し=快気祝い
お見舞いのお返しを快気祝いと言います。
快気祝いの時期は退院したり、職場復帰してから2週間を目安にします。
お見舞いの1/3~半額程度でお返しをします。
「すっかりよくなった」「後に残らない」という意味をこめて、食べてなくなるもの、使ってなくなるものを贈ることが多くなっています。