お宮参りはいつ、誰が行なう? 初穂料の相場や慣習、服装について

お宮参りのマナー

お宮参りは、生まれてきた赤ちゃんの幸せと健康を祈願する行事。
生後30日頃に行います。

ここでは、お宮参りの慣習や、服装、初穂料の相場などについて紹介します。

お宮参りとは

お宮参りは、氏神様に初参りして誕生を報告し、幸せと健康を祈願します。
最近では、氏神様ではなく、有名神社にお参りする家庭も増えています。

お宮参りを行なう時期は、生後30日前後で、お母さんや赤ちゃんの体調や天候がよいときに決めます。

父方の祖母が赤ちゃんを抱き、母親を従えてお参りするのが正式です。
最近では、親子だけでお参りしたり、両家が揃ってお参りしたりという家庭も増えています。
このような場合は誰が抱いても問題ありません。

参拝だけでも構いませんが、神社で祈祷してもらう場合は事前に予約をしておきます。
お礼は神社によって決まっている場合も多いので、事前に確認しておきます。

お宮参りは誰が参加するか

かつては、お宮参りは赤ちゃんのお父さんと父方の祖父母が参列するのが慣習でした。
しかし、現代では、赤ちゃんの両親が参列者を決めるのが一般的です。

両家の祖父母が一緒に参加することもあれば、両親と赤ちゃんだけでお参りすることも増えています。
地域や家のしきたりも踏まえ、赤ちゃんの両親の意向を尊重しましょう。

お宮参りの服装

赤ちゃん

赤ちゃんの祝い着は、無地の着物の上に男の子なら黒地の羽二重紋付き、女の子なら友禅ちりめんの紋付の祝い着を羽織るのが正式です。

しかし、最近では、実用的に外出用のベビー服という家庭も多くなっています。

大人の服装

大人は紋付か留袖の正装をするのが正式ですが、無地や訪問着などの略装でも問題ありません。
最近では、きれいめのスーツやワンピースを着るお母さんも多くなっています。
男性はダークスーツが一般的です。

両家の祖父母と赤ちゃん、両親の服装のバランスがとれていると整ってみえます。
和服にするか洋服にするか、服装について、事前に話し合うのがおすすめです。

初穂料について

お宮参りをした際、神社に依頼して祈祷してもらうこともできます。
祈祷をしてもらいたい場合は、予約と料金の確認を事前に行ないます。

初穂料は神社で定められていることも多いですが、決まっていない場合には謝礼を渡します。
支払う料金(謝礼)を初穂料(はつほりょう)と言います。

参拝するだけならば、初穂料は必要ありません。

初穂料の相場

謝礼の相場は、5,000円~10,000円とされています。

初穂料の渡し方

初穂料の表書きお宮参りは祝い事なので、紅白の蝶結びの水引がついたのし袋を使うことが一般的です。
上段には、「初穂料」又は「玉串料」、下段には赤ちゃんの名前をフルネームで書きます。

初穂料は誰が支払うか

初穂料を誰が支払うかという決まりはありません。
一般的には両親が払いますが、父方の祖父母が支払う家庭もあります。

お宮参りの後

神社近くの食事処や自宅などで、両親・祖父母と一緒にお祝いの食事会をすることもあります。
外食をする場合は、事前に予約をしておきましょう。