普段、お世話になっている人へ感謝の気持ちを込めて贈るお中元。
ここでは、お中元を贈る時期、贈る相手、相場やお返しなどについて紹介します。
お中元を贈る時期
お中元は地域によって贈る時期が異なります。
関東
関東は、7月1日頃～7月15日頃までに贈ります。
最近ではお中元の取り扱いが６月下旬から始まることもあって、６月下旬に贈る人も増えています。
関西
関西は7月15日頃～8月15日頃までに贈ります。
近年ではお中元を贈る時期が早まってきているため、7月15日～7月末までに相手に届くようお中元を手配するとよいでしょう。
お中元を贈る相手
お中元を贈る相手は、両親、義父母、仲人、親戚、上司、仕事の取引相手、その他、特別にお世話になった人というのが一般的です。
以前は、上司や取引先など、仕事関係が中心でした。
しかし、最近では、虚礼廃止の流れもあり、会社内や企業間でのお中元のやり取りをやめる会社も増えています。
挙式の際の頼まれ仲人の場合は、３年でよいとされています。
学校の先生は必要ありません。
お稽古ごとの先生には贈ることが多いようです。
お中元の相場
お中元の相場は、贈る相手に合わせて３,０００円～１０,０００円。
３，０００円～５，０００円というのが一番多い価格帯です。
お中元の表書きと水引
紅白蝶結びの水引に表書きは「お中元」。
７月１５日以降に贈ることになった場合は、「暑中御見舞」｢暑中お伺い」、立秋（８月８日頃）を過ぎると、 「残暑御見舞」｢残暑お伺い」になります。
下段には名前をフルネームか苗字で書きます。
お中元のお返し
お中元のお返しは基本的には必要ありませんが、お礼状は書きます。
親しい間柄の場合は電話でお礼を言うことも多いようです。
もらいっぱなしで気になる場合は、お返しをします。
お礼状を送ってから、１～２週間後にお返しを送ります。
時期によって、表書きは「御中元」または「暑中御伺」「暑中御見舞」となります。
金額は、贈るお相手が同等の立場なら同額程度、目上の方なら半額～同額よりも少し低めの金額にします。
お中元の時期を過ぎてしまった場合
贈るのが遅れてしまった場合は、立秋の前日までは、「暑中御見舞」｢暑中御伺」、立秋（８月８日頃）を過ぎると、 「残暑御見舞」｢残暑御伺」になります。
お中元とお歳暮は両方贈るもの？
基本はお中元を贈ったら、お歳暮も贈ります。
どちらか片方でという場合には、一年の締めくくりということでお歳暮にしたり、お歳暮の値段を高くするということが多いようです。