厄年は病気や災害にあいやすいと言われる年。
厄払い・厄除けをして災難から逃れます。
ここでは、厄年の年齢や、厄払いを行なう時期や方法、祈祷料の相場や渡し方などを紹介します。
厄年とは
厄年とは、一生のうちで、病気や災害に見舞われやすいと言われる特定の年。
厄年は満年齢ではなく、数え年で数えます。
数え年とは
数え年は生まれた年を1歳として、翌年の正月で2歳とする数え方です。
その年の誕生日前なら満年齢+2歳、誕生日後なら満年齢+1歳が数え年です。
男性と女性で厄年の年齢は異なります。
厄年は、ちょうどその頃に体力が衰えてきて体調が崩れやすい年齢にあたります。
しかし、仕事や子育てで多忙になったり、責任が重くなったりして体に負担がかかることから、病気などにかかったり、注意散漫になって事故にあいやすくなります。
そういう時期に自らの健康や生活習慣を見直して用心することを促す意味で、厄年は重要であるといえます。
厄年は中国の陰陽道での考え方に由来しています。
厄年の年齢
厄年とは本厄を中心にその前年の前厄、翌年の後厄を含めた3年間を指します。
最も大きな厄年を「大厄」と呼び、数え年で男性は42歳、女性は33歳の年にあたります。
男性
前厄 | 24歳 | 41歳 | 60歳 |
本厄 | 25歳 | 42歳(大厄) | 61歳 |
後厄 | 26歳 | 43歳 | 62歳 |
女性
前厄 | 18歳 | 32歳 | 36歳 |
本厄 | 19歳 | 33歳(大厄) | 37歳 |
後厄 | 20歳 | 34歳 | 38歳 |
厄払いの時期と方法
厄払い・厄除けのやり方は、神社や寺社で祈祷してもらうのが一般的です。
お参りの時期は、元旦から節分(2月3日頃)までに行うのが良いとされてきました。
しかし、厄払い・厄除け自体は年中受け付けている神社や寺社がほとんどです。
節分以降に厄払い・厄除けをすることもできます。
初穂料と祈祷料の違い
神社で厄払いをしてもらうときに、お支払いする祈祷料のことを、御初穂料と言います。
寺社の場合は、厄払いにお支払いする祈祷料は、御祈祷料と言います。
初穂料・祈祷料の相場
祈祷料の相場は5,000円~10,000円と言われます。
決まっている神社や寺社も多いので、祈祷をしてもらいたい場合は、予約と料金の確認を事前に行ないます。
初穂料・祈祷料の渡し方
厄払いに使うのは、白い無地の祝儀袋か白い封筒。
表書きは神社では「初穂料」「玉串料」、寺社では「御布施」「祈祷料」
上段には、「初穂料」又は「玉串料」、下段には名前をフルネームで書きます。
厄年の人への贈り物
厄年には、長いもの、うろこ模様のもので身につけられるものを贈るのがよいとされます。
ベルト、ネクタイ、ネックレス、スカーフなどが一般的です。