お食い初めはいつ、誰が、どこで祝う? お祝い金額の相場やお返しなど

お食い初めのマナー

お食い初め(百日祝い)は、生まれてきた赤ちゃんが、一生食べ物に恵まれるようにとご飯を食べさせるまねをする儀式。
生後100日頃に行います。

ここでは、お食い初め(百日祝い)の祝い方や、お祝い金額の相場、お返しなどについて紹介します。

お食い初めとは

お食い初めのマナー

お食い初め(百日祝い)は、生まれてきた赤ちゃんが、一生食べ物に恵まれるようにとご飯を食べさせるまねをする儀式です。
生後100日頃に行うため、百日祝いとも言われます。

正式な膳は一汁三菜で、尾頭付きの魚、すまし汁、煮物、香の物、赤飯をそろえます。
丈夫な歯が生えるように歯固めの石と、しわができるまで長生きするように梅干を添えることもあります。

赤ちゃんにご飯を食べさせるまねをする役を「箸役」といって、長寿にあやかる意味をこめて、年長者に依頼します。

以前は、箸は柳の白木で器は漆器を使い、母方の実家から贈るのがならわしでした。
最近では、正式な形でこの儀式をすることは少なくなっています。

器はお祝いの後でも使えるベビー食器で代用し、実際の離乳食であるスープや果汁を食べさせることもあります。

お食い初めは誰を招待するのか

お食い初めは、両家の祖父母を招いて行なうことが多いようです。
祖父母が遠方に住んでいるなど、両親と赤ちゃんだけでお祝いをする家庭もあります。

にぎやかにお祝いしたい時には、親しい親戚や知人を招いてもかまいません。
しかし、赤ちゃんは体調を崩しやすいもの。
招待する時には、延期することも考えて、失礼にならないような親しい人にしておくとよいでしょう。

お食い初めはどこで行なうか

赤ちゃんがおとなしくしていることは難しいので、お食い初めは、自宅や祖父母の家で行なう家庭が多くなっています。
大人数を招待する場合では、レストランや旅館でお食い初めを行なう家庭もあります。

お食い初めに招待された時

お食い初めに招待されたら、お祝いを持参します。
招待されていない場合は、お祝いを贈る必要はありません。

お祝いは当日に持参するのが一般的です。
現金や、銀のスプーン、食器、おもちゃ、絵本、洋服などが選ばれています。

お食い初めの相場

お食い初めのお祝い相場は、5,000~10,000円となっています。

注)実際のお祝い金額は、個別の事情や住んでいる場所の慣習によって変わってきます。

お食い初めの表書きと水引

お食い初めののし紙の書き方

お食い初めの場合は、紅白蝶結びの水引で表書きは「御初膳御祝」「祝御食初」「御祝」など。
名前はフルネームで書きます。

お食い初めのお返し

お食い初めでは、祝い膳でのおもてなしがお返しと考えられているので、基本的にお返しは不要です。
遠方の祖父母からお祝いをいただいた時は、お礼状やお礼の電話、菓子折りなどをお返しします。

お祝いの席に出席できなかった方からお祝いをいただいた時は、お祝い金額の1/3~1/2でお返しをした方がよいでしょう。